猫のフィラリア症をご存知でしょうか。 犬では昔から有名な病気で、多くの方が予防されていますが、猫も感染する病気だという認識はまだまだ広まっていない印象を持ちます。 蚊が猫の血を吸うことで感染する病気で、猫の方が犬に比べフィラリアに対する防御能が優れるため、重い症状を発症する子が犬よりも少ないため、なかなか注目を集めていないと考えられます。 また猫のフィラリア症は確定診断が難しく、犬のような簡易検査キットも無いため、本当はフィラリア症なのに気づかれずに過ごしている子も実は多く存在するのかもしれません。 猫のフィラリア症の症状は、喘息あるいはアレルギー性気管支炎様の咳を主体とした呼吸器症状で、これをHARDと言います。 また重篤な感染を起こした場合には、感染後2〜3年で突然死するケースも報告されています 上記したように、気付くことが難しく、気づいた時には肺に取り返しのつかないようなダメージを引き起こす可能性のある病気である猫のフィラリア症に対し、パーク動物病院ではすでに多くのネコちゃんに予防をしていただいています。 以前咳が出たり、食欲がない時があったが自然に治ったというネコちゃんや今年まだ予防を始めていないネコちゃんは受診をおすすめします。
毎月予防をしている猫ちゃんは安心ですので、そのまま続けてあげて下さい。 予防期間は蚊が出ている期間に影響を受けますが、基本的に5〜12月を推奨しています。 予防薬について詳しくは獣医師にご相談ください。  
(実際に当院で摘出した犬のフィラリア虫体)
  こんな虫が心臓の中や肺に詰まってしまうのです。ひどい場合は治療することすらできずに亡くなってしまう怖い病気です。 蚊は室内飼いのワンちゃん・ネコちゃんであっても刺される可能性が十分にあるので、基本的に全ての皆さんに予防されることをお勧めしています。