人であれば、わずかな腹痛や、わずかな頭痛など、小さな変化でも病院を受診することができますが、動物たちは自分の不調を飼い主様に言葉で伝えることができません。ですから、飼い主様がわかる異常が出た時にはすでに病気がかなり進行している場合もあるのが実情です。
また、動物にとっての1年は、人間にとっての3−5年にあたるため、動物の肉体は人に比べ3~5倍の速さで変化していくことになります。そのため高齢になったワンちゃん・ネコちゃんでは、1年に1回の検診ですら足りないぐらいなのです。
当院では、病気の早期発見に力を入れており、7歳までは年に1回、7歳以上なら年に1回以上の健康診断をお勧めしています。
※以下の料金はすべて税抜き価格となっています。
※健康診断には、結果説明料が別途1100円(税別)かかります。
各コースの違い:
ライトコース ( | レギュラーコース ( | スペシャルコース ( | |
視診・触診・聴診 | ○ | ○ | ○ |
血液検査(血球計算・生化学) | ○ | ○ | ○ |
腹部エコー検査 | ○ | ○ | ○ |
胸部レントゲン検査 | × | ○ | ○ |
腹部レントゲン検査 | × | ○ | ○ |
心電図 | × | ○ | ○ |
便検査 | × | × | ○ |
尿検査 | × | × | ○ |
心臓エコー検査 | × | × | ○ |
眼科検診セット | × | × | ○ |
※大型犬(18kg以上)の場合、検査しなければいけない範囲が広く、検査に時間がかかるため+2000円でのご案内となります。ご了承ください。
【当院の検査の特徴】
当院の健康診断や検診をご利用いただくと、過去から現在までの血液検査データをグラフとしてお示しすることが可能です。
そのため治療をして正常になったか否かが一目瞭然です。(図)
またこのグラフ化は健康診断の際に最も力を発揮し、正常範囲の値であっても、健診のたび徐々に数値が上昇傾向にある場合は「病気の前兆ではないか?」ということ視覚化して教えてくれます。
【Team HOPE ウェルネスチェック】
院内にウェルネスチェックシート(無料)が置いてありますので、これを使って年2回セルフチェックされることを推奨しています。
【Team HOPE 健康診断】
Team HOPEが推奨する健康診断項目を行います。(有料)
検査後は検査結果をまとめたファイルをお渡しします。
・心臓検診セット(聴診、心電図、胸部レントゲン、心臓エコー検査、血圧)…7,000円
『Veterinary Imaging Support 心臓Echoコース』を修了した獣医師が心臓の評価をします。
心臓病の多い、キャバリア、シーズー、マルチーズなどの犬種には特にお勧めさせていただきたい検診です。
「最近咳をするようになったな〜。疲れやすくなったな〜。」とお感じでしたら、一度検査を受けられることをお勧めいたします。
※心臓がすごく悪い場合には、検査が本人の負担となることがあります。
調子を崩してしまいそうな場合、検査よりその子の調子を優先し、途中で中断する場合がございます。
・眼科検診セット(眼圧測定、スリット検査、眼底検査、涙液量測定、対光反射等の眼科検査に必要な神経学的検査)…4,000円
『比較眼科学会』に所属する獣医師が眼の評価をします。
眼の病気の多い、シーズー、ダックス、フレンチ・ブル、柴犬、コッカースパニエル、キャバリアなどの犬種には特にお勧めです。
「最近目が白くなってきたな〜、目やにが多いな〜。」とお感じでしたら、一度検査を受けられることをお勧めいたします。
※繊細な検査ですので、その子の性格によっては出来ない検査が出てくる場合もあります。
Aプラン:麻酔をかけないでチェックします。診察時にお声掛けいただければ、観察できる範囲を評価させていただきます。
Bプラン:…1500円(税別、麻酔代別)
麻酔をかけての検査となりますので、その他の検査・手術等で麻酔をかける時に合わせて行うことをお勧めします。
『日本小動物歯科研究会レベル1・2』を修了した獣医師が歯の評価をします。
歯石は5−6歳でもついてしまっている子がいます。また、歯肉に埋まっている歯石の状態は、歯を専門に学んだ獣医師でないと、
なかなか正確な評価と正しい対処法はわかりません。
犬は42本と、人より多い歯の一本一本を評価します。(人は28本)
「最近口が臭う。歯の色が変わってきたな〜。」とお感じでしたら、一度検査を受けられることをお勧めいたします。
・内視鏡検査…20,000円(麻酔代込み)、検査中に異常が見つかり追加検査が必要な場合は別途費用がかかります。
麻酔をかけての検査となります。ご注意ください。
胃・十二指腸を内側から評価します。人でも行われる検査です。
胃や十二指腸の内側を、レントゲンやエコーで評価することには限界があります。
内側から見ることで、腫瘍やその他の病気の早期発見につながることがあります。
吐くことが多い、便が柔らかいことが多い、といったことがあるようでしたらご相談ください。